お久しぶりです。
といえる程久しぶってはいない、緒方達也です。
今日は最近ハマっているゲームを紹介しようかと思っていたのですが、
昨日食べたものについてご紹介します。
定休日の水曜の朝、毎日繰り返しのアラームで目が覚めてしまい
カーテンを開け外を見ると、
雨空を背景に干しっぱなしの洗濯物が揺れていた。
僕はそっとカーテンを閉じ、布団へ戻った。
しかし変に外の光を浴びたせいか、2度寝に入ることができなかったので、
最近時間があればずっと見ている「龍が如く」というゲームの
イベントシーンだけを繋げたYouTubeの動画を見始めた。
2時間ほど見ていると、焼き肉屋のシーンになった。
「はあ・・。何でここやねん。焼き肉屋やったらもっとええ店あるやんか。」
「・・・。」
「麻生とか六本木とか、それこそこの辺にも、」
「喋ってんとお前も食えや」
「明日からお勤め、シャバ最後の飯やっちゅうのに、
結局いつもの焼き肉屋かいな。なんかごっつ惨めになってきたわ」
「なにアホ抜かしとるんや、ほら食えや」
「何やこれ?丸コゲやないか!」
「そのホルモンと同じや、俺もお前も」
「・・・あ?」
「肉は焼き過ぎたら硬なってもて、食えたもんやない、
せやけどホルモンは違う。焼かれてこそ価値があるんや。」
「あぁ?」
「焼かれて焼かれて真っ黒なるまで焦げて、油落として味磨くんや」
「・・、おぉ旨い」
動画にはまだ続きがあったが、僕には十分だった。
ホルモン食べに行こう。
それだけを原動力に布団から飛び起き、1度は背いた現実
湿った洗濯物を洗濯機にかけた。待っている間に布団をたたみ、
昨日の晩御飯のあと片付けをし、2週間ぶりに洗い物をした。
そうこうしているうちに、洗濯が終わったので、部屋に干して
畳まずに転がしていた先代の洗濯物をかたずけた所で、
ぐう~っとおなかが鳴った。
部屋も奇麗になり、ここで盛大に昼ご飯と行きたい所だったが
今日はだめだ。しかたなく食パン1枚とコーヒーで難を逃れた僕は
それから冬眠するように、焼き肉屋の開店時間を待った。
濡れた路面を自転車で走り、焼き肉屋に到着した頃には
おなかが減っているのかどうかも分からなかった。
いつもの肉の焼ける匂いを嗅いだ瞬間また大きくおなかが鳴った、
ホルモン1人前。
いつもはタン塩から頼むし、ホルモンなんて普段頼まない
僕の目の前に、名刺程の大きさの油の塊が置かれた。
僕は迷わず火にさらした。
ごうごうと燃え盛る炎に焼かれ、ホルモンはどんどん小さくなり
真っ黒に焦げていった。少しかわいそうだった。
さすがに耐えれなくなり、取り上げた時には
エンターキー程の大きさになっており、端に火がついていた。
僕は恐る恐るタレで火を鎮火し、口に運んだ。
「おぉ、旨い」
この度も長文失礼しました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
僕の焼肉定番に新たな仲間が加わった所で、おしまいとさせて頂きます。
感染症で不安な日々が続きますが、お身体ご自愛くださいませ。