こんにちは!
ひかり工務店 設計の武本です!
東日本大震災・熊本地震・大阪府北部地震など
ここ数年の間に震度6以上の地震が起きているので、
耐震性について心配させている方は多いと思います。
建築基準法では耐震性について最低限の基準しか定められていません。
しかも、建築基準法6条の4には小規模の建物は構造の審査を省略することができる
という特例があります。
これは構造の審査を省略する=構造の計算がいらないというわけではありません。
建築士がしっかりと構造の事を計算・確認していることを前提に成り立っている法律です。
ですが、残念な事に
4号特例で建てられた木造住宅はしっかりと構造に対して計算もされていないため、
耐震性の低さは近年の地震で身に染みている方もいると思います。
なので、これからの木造住宅はしっかりと構造計算(許容応力度計算)もしていかなければ
耐震性について安全であるという根拠を示せないのです。
弊社では耐震性を心配されている方には
SE構法というラーメン架構の木造住宅を提案しております。
SE構法では全ての建物で構造計算(許容応力度計算 ルート2)の計算をしているため
熊本地震でも新耐震基準(現行法)の木造住宅が倒壊している中でも
SE構法で建てられた木造住宅は倒壊0という実績も残しています。
いろいろ書いてきましたが、
結果的に建築基準法を守る=安全性があるかどうかが確実ではないので、
根拠となる構造計算(許容応力度計算)をしていきましょうということです。
自分も設計者として耐震のことについてしっかりと学んでいかないといけないと感じております。