こんばんは。
設計・コーディネーターの濱田です。
今日から立春。
だからでしょうか、少し寒さも和らいだかなと感じる1日となりました。
そんな今日は、お客様との打ち合わせで外壁の最終確認をいたしました。
数種類あるサンプルを見比べながら、これはと思うものをピックアップしたのですが、
最後の一押しが、中々難しく・・・
太陽のひかりの下で見てみよう!ということで、
外に出ての見比べ。
真剣にサンプルを見ておられる姿と、素材に対する感想(考察)をお聞きしていると、
大好きな画家・磯江毅氏の言葉を思い出しました。
「表現するのは自分ではなく、対象物自体であるということです。
その物が表現している姿から、どれだけ重要なエレメントを読み取り、抽出できるかということなのです。
角膜に受動的に映る画像を根気よく写す行為ではなく、
空間と物の存在のなかから摂理を見出す仕事だと思うようになったのです。」
「物をよく見るということは、物の成り立ちを見極め、やがてそれを解体、解剖すること…」
物をよく見るということは…
より深く素材のなかに潜り込みたい。
そんなことを思う1日となりました。